匿名希望のおでんFortranツヴァイさん太郎

生き物、Fortran、川について書く

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

optional引数と論理型変数を利用して柔軟な関数を作る

配列にデータ(生物の個体数や水位など)を格納して平均を求める場合,doループを使ってもよいですが,Fortranを使うなら配列用の組み込み手続きを活用したいものです.大きさ10の整数値配列xの成分を x(:) = (/1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10/) で与えます…

論理型(logical)変数の使い方

Fortranでは変数の型として 整数型 integer 実数型 real 倍精度実数型 double precision 複素数型 complex 倍精度複素数型 complex(kind(0d0)) 論理型 logical 文字型 character が使えます.今日の話題は論理型(logical)変数です.長い間これはどんな場合…

ifとcaseと分岐処理削除

Fortranでは分岐処理にifとcaseがあります.条件分岐が三つ以上ある場合,if文では条件を満たすまで上から順にelse ifをたどるのに対し,case文では値の評価をした後,条件を満たすところにジャンプするため,分岐が多い場合にはcaseの方が速いそうです.私…

配列演算と除算削減が計算速度向上にどの程度貢献するか

時間のかかる計算をするときには,少しでも計算が速くなるようにいろいろ工夫を施すのが普通です.いわゆるチューニングです. お手軽で効果の上がりやすい定番手法は 割り算を減らす(例:2で割る操作を0.5をかける操作に置き換える) 配列演算を利用する(…